旧庄内藩主酒井家菩提寺 大督寺へようこそ
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かおるつるおか [長龍山先求院(ちょうりゅうさん せんぐいん) 大督寺]

旧庄内藩主酒井家の菩提寺であり、鶴ヶ岡城三の丸内に建てられた唯一のお寺です。浄土宗で京都・知恩院を総本山とします。

また、明治22年(1889)に私立忠愛学校を開校して給食を行ったことから、「学校給食発祥の地」としても知られています。

音声で
ご案内

旧庄内藩主酒井家菩提寺

元和8年(1622)に酒井家が庄内へ入部した際、居城・鶴ヶ岡城の大改修と、城下町の整備が行われました。当寺は、この時に信州松代から移されたと伝わります。

大督寺の位置は城の南西方向にあり、裏鬼門除けの意図もあったと考えられます。

寺の表門である「山門」は、武家門にも使われた「薬医門」の様式です。門柱の後ろに控柱を設けたという特徴があります。三間(約5.4m)の長さで戸口が一つという「三間一戸」により、格式があげられています。

~大督寺の大切な宝物~

大督寺
酒井家17代 忠明が生前、大督寺の本堂再建の際に
揮毫(きごう)した扁額
大督寺落慶

大督寺落慶

我が町の
仏師が
彫りし
阿弥陀様
安らかに
います
広き本堂

酒井忠明

徳川家康公の叔母上、酒井家を支える!

碓井姫の木像

碓井姫の木像(大督寺 所蔵)

酒井家の初代・忠次公は、家康公の叔母・碓井姫を妻に迎えました。碓井姫は二人の男子を産み育て、酒井家を支えます。家次は酒井家を継ぎ、康俊は本多忠次の養子となって近江膳所藩の初代藩主になり、共に徳川家に尽くしました。

本堂奥の間には、忠次公と碓井姫の御位牌を安置しており、忠次公の命日(10月28日)には、酒井家歴代供養を行っています。

碓井姫の木像は、江戸初期から今に伝わる貴重な像です。法衣は白衣の上に墨染めの衣を着し、袈裟を懸けた姿を写実的に彫り出しています。

酒井家初代 酒井忠次 朱塗黒糸威二枚銅具足
(致道博物館 所蔵)

徳川四天王筆頭

徳川四天王筆頭と称される酒井忠次公は、徳川家康より15歳年長で義叔父にあたります。桶狭間の戦い以後独立した家康を支え、三河国統一後は、東三河の統率を任せられました。

姉川の戦いや長篠の戦い、小牧長久手の戦いなどで活躍し、外交手腕も発揮。徳川家臣団の重鎮として家康の立身出世を支えました。

庄内藩士 酒井 了恒 遺髪碑

酒井了恒

酒井 了恒

(1843年-1876年)
庄内藩家老 酒井了明の長男。
肺病を患い、34歳という若さで生涯を閉じる。

鶴岡市郷土資料館 所蔵

戊辰戦争において庄内藩二番大隊・大隊長。

巧みな戦術で連戦連勝をあげ、その猛攻振りに新政府軍から「鬼玄蕃」として恐れられました。一方で、容姿端麗で性格は慈悲深く温厚。占領地の孤児や窮民の救済や敵兵の亡骸も手厚く埋葬するなど味方だけでなく、敵方にも慕われました。また、剣術に長けており、兵学を学ぶ一方で、漢詩・雅楽・笛などを得意とする文武両道を貫きました。

明治9年2月5日に病没。墓所は東京谷中霊園にありますが、大督寺にも遺髪碑が建立されました。

了恒の遺髪碑

いまもなお、花をたむけ手を合わせる人がたえません。
場所をご案内しますので住職にお声がけください。

鶴岡DEEP! 学校給食の発祥地

~お坊さんたちの慈悲の心から生まれた給食~

明治22年10月、鶴岡のお寺の住職達が、恵まれない子供達に勉強を教えるために大督寺内に「私立忠愛小学校」を建てました。さらに昼食にお弁当を持って来られない生徒の為に、宗派を超えたお坊さん達が托鉢(たくはつ)をして回り、お弁当を支給したことが学校給食の始まりとされています。

しかし、明治30年12月に不幸にも火災で建物は焼失してしまいました。明治33年7月に各宗協同忠愛協会を結成し、その資金を給食費にあて、昭和20年まで継続しました。

その後、給食は全国各地に広まり、昭和29年6月には、学校給食法が公布・施行。今や児童生徒の心身の健全な発達や食生活の改善に貢献しています。その功業と先賢をしのび、学校給食発祥の地として記念碑が大督寺に建てられました。

※托鉢(たくはつ):お坊さんが修行のため、お経を唱えながら各家の前に立ち、食物や金銭を鉢に受けて回ること。

学校給食の生みの親

佐藤 霊山

さとう れいざん

(1851年-1927年)

常念寺住職。
大督寺に私立忠愛小学校を設立し、給食を実施した。
天災や凶作、火災等のつど私財を投ずるなどの社会事業に尽くした。


焼失前の設計図を使い、
忠愛小学校として使われていた場所を復元

給食の成り立ちに感銘を受け
自作で絵本を作った人がいた!!

給食ものがたり
作:内田 八重子

ご覧になりたい場合、住職にお声がけください。

大督寺について あれこれ

~主な年中行事~

3月中旬
(彼岸入り)
春彼岸法要
7月13日~15日 お盆
9月中旬
(彼岸入り)
秋彼岸法要
10月28日 十夜法要・酒井家歴代供養

~御朱印について~

御朱印

御朱印を見返した時に当寺を思い出していただけるようにまごころこめて書いています。

季節の境内の草花

境内では、四季折々の草花を
ご覧いただけます。

浄土宗
長龍山 先求院 大督寺

〒997-0036 山形県鶴岡市家中新町19-12
TEL:0235-22-8269